ピン芸人日本一決定戦「Ｒ－１ぐらんぷり２０１０」決勝進出を懸けた準決勝敗退者上位１０人による敗者復活戦「サバイバルステージ」が２１日、都内で開かれ、ＣＯＷＣＯＷ山田與志（３５）が最後の決勝切符を手にした。
　得意とするフリップを使ったＤＪネタに場内は爆笑。審査員２００人が上位２人に投票する形式で、２位の友近（３６）や連覇を狙っていた中山功太（２９）に大差をつけて圧勝した。
　山田は「これが決勝で優勝賞金５００万円をもらって帰りたいというのが正直な気持ち」と激戦を終えて、やや疲れた様子。それでも「すごく嬉しいですね」と３年連続の決勝を決めたことに安どの表情を浮かべた。
　２３日に開かれる９人による決勝ではトップ出番になるが「決勝を汚さないように務めたい」と謙虚。優勝したら賞金を何に使うのかを聞かれると「携わってくれた人が多いので分け合いたい。アドバイスをくれたルミネｔｈｅよしもとの警備員さんも、その中に入っています」と笑わせていた。決勝は午後７時から全国生放送される。







恒例「第8回 R-1ぐらんぷり」優勝者予想、なだぎ＆バカリズムが接戦!!

　今年で第8回を迎える“一人話芸”日本一決定戦『R-1ぐらんぷり2010』（フジテレビ系）。決勝戦がいよいよ23日に迫るなか、すでにファイナリスト8名は発表されており、昨日21日に決勝出場の最後の1名“サバイバルステージ（敗者復活）”枠も決定した。そこでORICON STYLEでは、お笑い好きの10～40代の男女を対象に『R-1ぐらんぷり優勝者予想』を実施した。その結果、すでに同大会で史上初の2連覇を達成している【なだぎ武（ザ・プラン9）】が47.8％という支持を得て首位に、続いて独自の世界観で観客を惹きつける【バカリズム】が44.2％と僅差で2位に登場した。
　過去に、お笑い芸人・だいたひかる、ほっしゃん。や、クイズ番組の名司会者・児玉清の“アタックチャンス!!”のモノマネで一気にブレイクした博多華丸など、次々と人気芸人を輩出してきた同大会。今年はファイナリストのバカリズム、いとうあさこ、Gたかし、川島明（麒麟）、我人祥太、なだぎ武、エハラマサヒロ、あべこうじ（決勝出順）の8名に加え、サバイバルステージから勝ち抜いた【COWCOW 山田與志】の全9名で優勝を競う。
　期待度トップに支持されているなだぎは、海外俳優のモノマネから街中で見かけるサラリーマンの形態模写などのネタで知られ、同大会において第5、6回で連続優勝を飾るなどすでにその実力は折り紙つき。「2連覇の実績もあり、芸の完成度も高い。やってくれる気がする」（神奈川県/20代/女性）と、優勝者候補の1番手に名前が挙がることも当然といえそうだ。
　続いて期待度2位には、決勝進出4度目となるバカリズム。「笑いの着眼点が非常に独創的なところが好き。今年こそ優勝して欲しい」（東京都/20代/男性）と意表をつく奇想天外なネタと、周到かつ緻密な構成力に熱い支持が集まった。昨年末に開催された大喜利芸人日本一決定戦『第1回 IPPONグランプリ』（フジテレビ系）では、先輩芸人の千原ジュニアやケンドーコバヤシ、オードリー・若林正恭など、並みいる実力派芸人をおさえ初優勝を飾った彼に、“今年こそは”と初Vを願う声が多い。
　そして3位には【敗者復活】が浮上し、アンケートを実施した時点では未確定だった“最終枠”には、未知数の期待値が寄せられた。その他にも、昨年同大会初登場で3位という好成績を修めた【エハラマサヒロ】は4位、またレオタード姿で“永遠のアイドル”こと浅倉南ネタで御馴染みの【いとうあさこ】も6位にランクインしている。
　モノマネ、漫談、自虐ネタなど、さまざまな“一人話芸”で頂点を目指す同大会。いずれもファイナリストにふさわしい強豪たちが出揃った最終ステージで、今年はどのようなバトルが繰り広げられるのか、新たな“人気芸人”の誕生に俄然注目が高まる。