大本 彩乃（おおもと あやの、1988年9月20日 - ）は、日本の女性歌手。テクノポップユニット Perfume のメンバー。愛称はのっち。メンバーの中で、唯一のショートヘアー。身長164cm。広島県福山市出身。堀越高等学校卒業。現在は大学生で、他のメンバーのうち、樫野有香と同じ都内の大学に在学している。

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1 来歴
2 人物・エピソード
3 脚注
4 関連項目


来歴 [編集]
「Perfume」も参照

西脇綾香、樫野有香と共に、アクターズスクール広島の第一期生。小学6年生当時は、別グループ「ハッピーベイビー」に所属しており、2000年のひろしまフラワーフェスティバル出演時に、最初期のPerfume(当時はぱふゅ〜む)と出会う。[1]

2001年夏、ぱふゅ～むからメンバーが1人抜けた後、西脇が、西脇の親・樫野の親・アクターズスクール広島の講師らと検討を重ねた末、歌やダンスが上手で、年齢や体格なども近い同期生の大本をスカウトすることに決めた。そして、当時別のユニットで活動しており、西脇曰く「スクール1の歌姫」であった大本に、以前から面識のあった西脇が「ぱふゅ～む入らない？」と、スクールのエレベーターの中で声をかけた。それに対し大本は「入る入る！」と手を叩いて快諾し、現在に至る。ちなみに樫野は、新しいメンバーを検討している事も、大本に声をかけた事も、全て後になって知らされたという。[2][3]

なお、アクターズスクール広島時代には、発表会用にいくつかのシャッフルユニットが組まれ、大本を中心とする「ラ・アヤノータ」(彩乃から)と言うグループもあった(他のPerfumeメンバーはいない)。また、青木紗知歩、三野明香と組んだ、特に名前のない3人組ユニットは、大本がぱふゅ〜むに加入した後にも、発表会のみならず、イベントにもしばしば出演している[4]。これらの事例から大本は、当初ぱふゅ～む一本と考えていなかった可能性が高い。

2002年、ジョンソン・エンド・ジョンソンの洗顔フォーム「Clean&Clear」のイメージガールを務めた。

ニックネームの『のっち』は『あやのっち（彩乃っち）』→『やのっち』→『のっち』と変化したもの。

人物・エピソード [編集]
広島市とは方言が異なる、福山市（福山弁が使われている）で生まれ育った影響で、メンバーの中では最も広島弁が出にくく、メンバー同士の会話以外では広島弁が出ることが少ない。大学での一般の友人との会話ではほぼ全て首都圏方言を用いており、これは樫野も同様。[5]
私服・衣装共に、パンツスタイルが主で、スカートはたまに履いている。[6]
人見知りで、高校生までは電話で美容院の予約を取ることも出来ず、メンバーに代わりにやってもらっていたが、大学生になってからは改善された。
趣味は漫画であり、インタビューや『Perfume LOCKS!』等で『ピアノの森』をお気に入りの作品として挙げている。
特技は、数の単位（一から無量大数まで）と必須アミノ酸をすべて諳んじること。また、キャベツ等の千切りも特技として挙げている。しかし、料理の知識はそれほど豊富ではないと思われ、「魚を焼く機械（グリルを指すと思われる）が無かったけん、鮭を茹でた」などとも発言している。[7]
メンバーの中では最も口数が少なく[8]、涙もろい西脇とは対照的にクールな印象を与えている反面、自身もかなり涙もろい一面がある[9]。メディア露出が増えた2008年初頭以降、西脇のトークに多々出てくる独特の擬態語・擬声語を解説する場面が増えており、“通訳”と呼ばれることがある。
話にオチがなかったり[10]、他のメンバーが話している間に、インタビューのテーマを忘れたりする、ラジオ番組などで、紙に書かれた原稿を読む際に、頻繁に読み違えたりするなど、マイペースである。発想や話の観点が一般人とは（西脇や樫野とさえも）違っており、付き合いの長い関係者をして「何を考えているかわからないのが面白い」と言わしめている。
ゲーマーで、PSPを常に持ち歩いている[11]。
『Perfume LOCKS!』内で、唯一キャラを持っていない（樫野はかしゆかばーさん。西脇は気になる姫、気になるDJ、ば〜ちゃん）。
好きな音楽は、男性ボーカルものばかりで、自分一人だけでライブに行くこともある。女性ボーカルで傾倒しているのは、東京事変と、それで知った椎名林檎の楽曲。
カラオケの十八番は、椎名林檎の『丸の内サディスティック』[12]と、YUIの『LIFE』。[13]
普段から、アロンアルフアを携帯している。本人によれば、靴や鞄などがよく壊れるので、それを直すためとのこと。[14]
樫野とは対照的に、小動物が苦手で、とくにハムスターは殆ど触れない。
好きだったテレビ番組は『内村プロデュース』（テレビ朝日系）で、「終わると聞いたときは信じられなくてショックでした」と語っている。また、現在放送中の番組では、同局の『アメトーーク!』を好きな番組として挙げている。[15]
『ほぼ日刊イトイ新聞』の連載漫画『TVウォッチャーの逆襲』第241回で、同郷出身の久保田智子（TBSアナウンサー）に似ていると、ネタにされたことがある。
中田敦彦(オリエンタルラジオ)や徳井義実(チュートリアル)は、のっちのファンであることを公言している[16][17]。
脚注 [編集]
^ CBCラジオ『Perfumeのパンパカパーティー』2008年2月4日。
^ 日本テレビ『音楽戦士』2008年2月26日。
^ 『QuickJapan』74号、27頁。エレベーターで声をかけたというエピソードが独り歩きし、安易な人選であったかのように誤解されることを、メンバーは懸念している。
^ [1][2]
^ 『FLASH』2008年7月1日号。
^ CBCラジオ『Perfumeのパンパカパーティー』2007年10月1日。
^ CBCラジオ『Perfumeのパンパカパーティー』2007年11月12日。
^ ただし、ライブのMCでは、頻繁に聴衆を煽るなど、ステージ上では活気付く傾向がある。
^ 『QuickJapan』77号。
^ 、CBCラジオ『Perfumeのパンパカパーティー』では、しばしば「（オチないから）受験生にとって縁起が良い」と、他のメンバーに評される（からかわれる）。
^ 『電撃PSP』（Vol.408、2008年3月22日発売）のインタビューで「『バイトヘル2000』がやりたくてPSPを買った」と述べ、「そのゲームの名前が出てくるとは思わなかった」と、インタビュアーを驚愕させている。
^ フジテレビ『HEY!HEY!HEY!』2008年3月31日。
^ TOKYO-FM『Perfume LOCKS!』2008年06月25日。
^ CBCラジオ『Perfumeのパンパカパーティー』2007年12月24日放送分で、西脇・樫野が発言している。しかしその後、同番組内でそのアロンアルファはサインを入れてリスナーへのプレゼントにされてしまった。
^ 『oricon style』2008年5月5日号、52頁。
^ 中田敦彦は、自身のラジオ番組『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』でファンをたびたび公言し「がんばれ!のっち!（仮）」というコーナーをスタートさせた。[3]
^ 徳井義実は、出演した『Perfumeの気になる子ちゃん』2009年1月24日の放送において、のっちのファンであることを公言した。