女優、新垣結衣（２１）が、４０年前に生まれたテレビアニメをリメークした映画「昆虫物語みつばちハッチ～勇気のメロディ～」（７月３１日公開、アミノテツロ監督）の主題歌を担当することが６日、分かった。ガッキーにとって１０カ月ぶりの歌手活動再開。「ずっと支持されてきた歴史あるアニメなので、責任重大です」と口元を締めた。
　真っ青な空が広がる都心の公園。満開の桜の下で、ガッキースマイルが咲き誇る。「みつばちハッチ」と初対面し、「随分とかわいらしくて、意志の強い顔。前作アニメではたれ目でしたよね」とギュッと抱き寄せた。
　同作は、１９７０年にスタートしたテレビアニメ「昆虫物語　みなしごハッチ」シリーズをリメークし、タイトルを変えて映画化。離れ離れになった母親を探し、旅を続けるハッチを描いた、涙なしでは見られない感動ストーリーだ。
　新垣にとっては昨年６月にアルバム「ｈｕｇ」を発売して以来、１０カ月ぶりの歌手活動再開。そのタイミングで初のアニメ主題歌の依頼を受け、配信限定リリースの新曲「ＷＡＬＫ」（配信時期は未定）が起用された。
　映画の総合プロデューサーを務める放送作家、小山薫堂氏（４５）は「透明感ある歌声が主題歌にぴったりだと思い、今回お願いしました」と説明。夢に向かって突き進む姿を歌っており、アミノ監督は「強い意志と風に揺らぐ心の映像が、『ＷＡＬＫ』には感じられた」と共感した。
　ハッチのテレビシリーズが最後に放送されたのは１９９０年。新垣は２歳だったが、♪ゆけゆけハッチ…でおなじみのオープニングテーマ曲は耳に残っている。
　「小学校低学年の時、友達の家に遊びに行って有料チャンネルを見ていたら、昔のアニメがずっと流れていたので覚えていました。昔のＤＶＤをいただいたので、ぜひ見たいです」と明かした。
　今作は主題歌のみの参加だが、新垣は続編の製作にも期待。「声優も経験できたら楽しいな。アニメ界の大御所ですからね」とにっこり。その美声をひっさげて、昆虫の世界へ羽ばたく。

　歌手の大塚愛（２７）が６日、体調不良を訴え、ラジオ番組への出演などを急きょ取りやめた。
　所属事務所によると、同日未明、体調がすぐれないため、病院で診察を受けたところ、急性腹症の疑いがあると診断された。現在、精密検査をしている。このため、７日の文化放送「レコメン！」とＴＯＫＹＯ　ＦＭ「４ＲＯＯＭＳ」、８日のＣＳチャンネル・スペースシャワーＴＶ「スペチャ！―ＳＰＡＣＥ　ＳＨＯＷＥＲ　ＭＵＳＩＣ　ＣＨＡＲＴ　ＳＨＯＷ―」とＦＭ　ＮＡＣＫ５「Ｔｈｅ　Ｎｕｔｔｙ　Ｒａｄｉｏ　Ｓｈｏｗ　鬼玉」の４番組への出演をキャンセルした。
　所属事務所は「ファンの皆さま、メディアの皆さまにはご心配、ご迷惑をお掛け致しますことを心よりおわび申し上げます」とコメント。今後については「担当医師の判断を仰ぎながら、活動復帰に向けて療養を行ってまいりますので、皆さまの引き続きのお力添えをよろしくお願い致します」としている。

極限セクシー衣装の仲里依紗に「後はすっぽんぽん」

　俳優の哀川翔（４８）が主演した映画「ゼブラーマン　ゼブラシティの逆襲」（監督三池崇史、５月１日公開）の完成披露試写会が５日、都内で行われた。
　芸能生活２５周年を記念したもので「集大成となるようなすてきな映画になった」としみじみ話した。劇中で悪のゼブラーマン「黒ゼブラ」としてセクシーなコスチュームを披露した仲里依紗（２０）は「これ以上出すところがないくらい出した」と笑顔。三池監督から「後はすっぽんぽんになるしかない」と突っ込まれ苦笑いした。阿部力（２８）井上正大（２１）らも出席。

歌手生活24年・坂本冬美が初TOP5入り、51週かけてじわじわ上昇


　2009年末の『NHK紅白歌合戦』出場以来、シングル、アルバムともに好セールスを続けている、坂本冬美の「また君に恋してる/アジアの海賊」（2009年1月発売）が、前週4/5付の6位からさらに順位を上げ、発売から1年以上、ランキング登場から51週目にして自身最高となる5位を獲得した。1987年3月デビューの坂本にとって、歌手生活24年目で初めてのTOP5入りとなった。
　同曲は、ビリー・バンバンの楽曲のカバーで焼酎『いいちこ』のCMソングとしても知られる作品。昨年のNHK紅白のほか、今年3月にはバラエティ番組にも出演するなどで、3/29付シングルランキングで9位にランクイン、21年ぶりとなるTOP10入りも話題を呼んだ。
　なお、女性アーティストの演歌・歌謡ジャンルの楽曲によるTOP5入りは、2009年4/27付で5位の水森かおり「安芸の宮島」以来、1年ぶり。

　女優の由美かおる（59)が5日、東京・赤坂のTBSで緊急会見を行い、同局系時代劇ドラマ『水戸黄門 第41部』（4月12日 後8：00スタート）をもって、同ドラマの“レギュラー出演”を卒業することを正式に発表した。昭和61年以来、湯気が立つ“入浴シーン”で色気を振りまいてきた由美だが、今年11月の還暦を前に打ち止めとなる。由美は「これからは近くの銭湯でノビノビと泳いでみたい」とはじめこそ、笑いを交えながら話したが、途中では目に涙を浮かべて言葉を詰まらせる一幕も。会見には民放各局の報道陣も駆けつけるなど、長きにわたって愛され続ける同ドラマの影響力を見せつけた。
　デビュー当時からほぼ変わらないという抜群のプロポーションを維持し続け、かげろうお銀（第16部～29部）と疾風のお娟（第29部～41部）として、お茶の間を魅了してきた由美は「苦しいこと、楽しいこと、たくさんありましたが、今はすべてが楽しかった！ 良かった！と思っています。これからのことは、ゆっくり考えたい」とコメント。同席した関係者によると、これまでに由美の事務所サイドと何度も話し合いを持ち、その結果、つい最近卒業が決まったという。ファンの熱い要望に応え、第40部（昨年11月）には入浴シーンが累計200回を越えるなど、まさに“体を張り”演じ続けてきた由美だが、残念ながら、レギュラーラストとなる第41部での入浴シーンは無いという。
　15歳で芸能界デビュー、同ドラマには四半世紀にわたり出演してきた由美は「私は現状に満足することなく“生涯青春”で突っ走っていきたい」と現在の心境を吐露した。過去には1シリーズ40～50回という長丁場だった同ドラマも、今シリーズは「作品のローテーションの都合。数字（視聴率低下）が理由ではない」（番組関係者）ということから12話で完結する。これについて由美は「初めての短さで驚いている。（レギュラー卒業の決め手は）なかなか（理由を言うのは）難しいですね……」と言葉を濁した。最後に、近年、小さな子供からファンレターをもらったエピソードを明かした由美は、涙目となり言葉を一瞬詰まらせながらも、その“若さと健康”の秘訣については「責任感ですね！」と持ち前の明るさで語っていた。
　なお、今後は由美が務めていた役については、代役や2代目はたてず、由美が単発でゲスト出演する時のみに復活する予定だという。